名古屋駅からすぐにある地下街エスカは気軽に名古屋めしが食べられることで人気だ。
そんな中で平成25年3月にリニューアルしたきしめんの老舗がある。
もう創業90年にもなるらしい、きしめん亭がその店だ。
営業時間 | 10:00~21:00 |
住所 | 名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街 |
最寄り駅 | 名古屋駅から徒歩1分 |
きしめん亭エスカ店外観
創業90年になると言われているきしめん亭は名古屋駅からエスカへと向かうエスカレーターを下って右手にある。
ちょうど、矢場とんや若鯱家がある方面だ。
若鯱家に関しては以前こちらのブログでも紹介させていただいた。
味噌カツ定食きしめん付き
名古屋の人にとってカツのうえに味噌がかかっている光景はそれほど珍しい光景ではないだろう。
いや、むしろ、名古屋の人間にとってカツの上に味噌がかけられていることこそがスタンダードと言っても良い。
それと同じく味噌カツ定食にきしめんがセット付くことはそれほど珍しい光景でもない。
ちょっとサービスの良い定食屋ならやっていてもおかしくない光景だ。
しかし、このあまりに名古屋人にはお馴染みの光景が、名古屋以外の人から見るといかにも地元色の強い名古屋の定食と言わんばかりの光景に映るから不思議だ。
きしめん亭のきしめんはなんと言えばいいのか、創業90年という言葉に踊らされてはいけない独特の平凡さがある。
伝統的な立ち食いきしめんの庶民的気軽さのあるきしめんと呼ぶのが妥当であろうか。
こちらはきしめん亭の味噌カツだ。
カツの肉厚の薄さといい、コロモの程よいブ厚さといい、いい感じで凡庸かつ十人並みの名古屋の味噌カツと呼んでも良い。
食べるものの中には、学生時代に食べた学食のカツを思い出すものもいるかもしれない。
きしめん亭の味噌カツ定食きしめん付き総評
きしめん亭は創業以来90年の歴史があるらしい。
しかし、90年の歴史ある老舗きしめんの味を期待したら肩透かしに合うだろう。
例えば今時コンクリートでガチガチに作られた名古屋城を見たところで誰も心を動かされることはないだろう。
しかし、名古屋観光に来た人は少しは名古屋的建築物として喜んだりするものだ。
きしめん亭エスカ店の味噌カツ定食きしめん付きは、名古屋に観光に来た人が気軽に味噌カツときしめんを楽しめる店、そういう位置づけでビジネス展開をしていると考えたら納得も行くものだ。