今でこそぎんやは多店舗展開でどの駅にもどの街にもある普通のつけ麺屋さんというイメージがある。
しかし、開店当初は北区にぎんやあり、と言われるほどのつけ麺の名店として名古屋のらーめん好き達にその名を轟かせたものだ。
今回は北区にあるぎんやの本店を紹介する。最寄りの駅は地下鉄黒川駅だ。
ぎんや住所:名古屋市北区金城町2-57-1
ぎんや店舗外観
北区ぎんや店舗の外観である。
時間は平日12時半頃だ。これだけ見てらーめん好きなら「あれ?」って驚くかもしれない。
そうだ、店の前に待ちのお客さんによる行列がないのである。
ぎんやと言えば平日昼でも開店前から行列で食べるのが困難なイメージが有るのは筆者だけだろうか。
ぎんやメニュー
ぎんやのメニューだ。基本は豚そば780円、豚骨スープに魚介の風味を効かせた一杯だ。
そしてつけそばストロング900円などのおなじみのメニューから、比較的新メニューのまぜ郎930円なども顔を見せる。
ちなみにつけそばストロングに興味がお有りなら以下の記事で紹介している。
参考記事:▶▶▶麺彩ぎんや小牧市小牧でぎんやの全粒粉の麺でつけ麺が楽しめるのた嬉しいね|名古屋の情報をブロガーが紹介
豚そば全部のせ1080円
これがぎんやの豚そば全部のせだ。
全部のせの具材であるチャーシュー4枚と味玉、そして穂先メンマが別皿に取り寄せられている。
豚そばのスープはしっかり抽出されたとんこつスープをベースに魚介の風味が効かせてある。
麺は細麺ストレートで少し固めだ。
林製麺の麺らしいが繊細かつ上品でトロミのあるスープを絡ませて食べる食感はなんとも言えない。
別皿で提供されるチャーシューは全部のせだと4枚だが普段は1枚だ。
炙られていて臭みもなく、それなりのチャーシューだ。穂先メンマも上品で良い。
豚そばぎんや北区本店の評価
筆者はむかしつけそばストロングをいただくために開店時間前から並んだことがある。ぎんやはいつも行列で1時間近く待たされるのが普通だった。
その頃から考えると昼の12時半でも空席があるというのは軽い驚きだ。
名古屋のラーメン業界のレベルが上ったからだろうか、ぎんやの店の味が劣化したためだろうか。
いや、ぎんやの味は変わっていない、 おそらく多店舗展開する中でぎんや本店の希少性が薄れコアなファンが来なくなったのだろう。
コアなファンを重視してもいずれ味に飽きがくる。
そして旨いらーめん屋は日毎に増えてきている。
一店舗で味を極めるよりも、多くの客がいるマーケットを目指す多店舗展開の方が採算がとれると判断したのだろう。
経営者として生き残りをかけた当然の一手である。