名古屋市東区にある名古屋で至高と噂される塩ラーメンがある。徳川町にある如水だ。今回は至福の塩ラーメンの名店如水を紹介しよう。
名古屋市東区徳川町201
如水外観
如水は国道19号線赤塚の交差点を東へ、県道215号出来町通り沿いにある。近くには徳川園がある東区の中でも落ち着きのある地域だ。
如水店内の様子あれこれ
如水の店内は広い厨房を囲むようにL字型にカウンター席のみでつくられている。店の通り沿い側はガラス張りになっており店内に光が取り入れられる構造だ。
如水メニュー
メニューの基本となるのはらーめんの塩としょうゆ、値段は消費税アップのために麺類のみ表示価格プラス30円となっている。基本のらーめん以外にもつけ麺や台湾らーめんなどへの取り組みもある。
如水のラーメン特徴の一つはその完全無化調、つまり化学調味料を一切使用せず、天然素材のみの出汁で作られたスープにある。この魚介のダブルスープが如水の名を名古屋に轟かせた。
麺は内モンゴル産の天然かんすいを使用した特注麺、それに三河の赤鶏やかつお節、宗田節さば節などの魚介のダブルスープがまたよい。
如水の塩らーめん730円
今回は如水の塩ラーメンを注文した。らーめん好きならこの外観どこかに似ていると気づくだろう。そうだこちらのサイトでも以前紹介したなるとやの塩ラーメンと似ている。実はなるとやの店主は以前は如水で働いていたとの噂だ。本当かどうかは定かではない。
ただ、そのためか如水のらーめんとなるとやのらーめんは何かと比較対象にされることが多い。どちらにしろなるとやと如水の塩ラーメンはどちらも名古屋で食べられる至高の塩ラーメンだ、食べ比べる価値はある。
如水の塩ラーメンのスープはかなり淡い。天然素材の無化調にこだわっているから、はっきりくっきりした明確な味ではない。魚介の風味の中にある透き通る仄かな甘味や旨味を楽しむものだ。なかなか他では味わえないタイプのスープだ。
如水の麺は内モンゴル産の天然かんすいが使用されている。茹で具合もやや固めに仕上がっていて食べごたえがある。麺だけでなるとやと比較するなら如水の方に軍配があがる、それくらいうまい麺だ。
如水のチャーシューは幅広のものが2枚入っている。なるとやのものと違いトロトロのチャーシューとまでは行かないが独特の肉の味がしみでてこれがまたうまい。ただし、チャーシューだけでなるとやと比べるなら若干なるとやのほうに軍配が上がるだろう。
メンマは小ぶりながらもコリコリとして歯ごたえのあるメンマが添えられている。ただあえて言及するほどのものでもない。
チャーシュー丼も注文した、普通盛りで250円だ。このチャーシュー丼は濃い目の味に仕上げられている。
この濃い目の味が染み込んだチャーシューは如水の淡麗な味わいの塩ラーメンに絶妙に合う。淡い味わいの魚介風味の塩ラーメンを舌で満遍なく楽しみながら濃い目のチャーシュー丼で味の変化をつける食べ方が面白い。塩ラーメンを注文したならばチャーシュー丼を付ける事をおすすめする。
如水のらーめんの総評
名古屋でうまいラーメンを食べたいのなら如水に行けという人は少なくない。それほど名古屋人が好むタイプのうまいラーメンを提供してくれる店だ。
中区栄にあるなるとやと比較されるが、よく似た同じ系統の塩ラーメンでありながらお互いがお互いの弱点を補いあっている。どちらがうまいのか甲乙つけがたい。
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