名古屋のソウルフードはスガキヤだと主張する人は多い。ただスガキヤを名古屋の代表の味にするなどもってのほかと否定する人の数も多い。
ここではその討論に終止符を打つつもりはない。ただ、名古屋人なら誰もが一番最初に食べたらーめんと言えばスガキヤを上げる人が多いのも否めない。
この名古屋の人なら誰もが食べたことのあるスガキヤのラーメンを名古屋県外の人にも紹介したい。
名古屋駅から歩いて5分のところにもある
名古屋駅から歩いてすぐのところにもスガキヤはある。名古屋に寄って一度食べてみたいという人にはオススメの店だ。名古屋駅西口から線路沿いに北上したところだ。
スガキヤ名駅西口店へのアクセス
住所:名古屋市中村区則武1丁目1−7
いかにも子供ウケしそうな外観である。この子供ウケするラーメン屋、それがスガキヤの本来の姿だ。
スガキヤ店内ではレジで先に注文をして番号札を渡されるタイプだ。客が多い時などは待ち時間もある、ブザーで呼び出されたりする。
スガキヤのメニューだ。いかにも子どもが好きそうなメニューが目白押しだ、しかし店内を見渡すと食べているのは大人ばかり、子どもの頃食べたスガキヤラーメンを忘れられない人たちなのだろう。
基本のラーメンは300円と安い、マクドナルドで食事をするような感覚だ。バリューセットのように基本のラーメンに五目ご飯などを付けて楽しむ。
スガキヤのラーメン
名古屋県外の人にとっては馴染みがないかもしれないが、先にも書いたがスガキヤはラーメン界のマクドナルドのようなものといえばイメージが湧くだろうか。
だいたいどの街にもあり、デパートのフードコートなどにも必ず出店されている。
子どもの頃母親と一緒に買物に行ったあとにちょっとお昼にらーめんを食べようとスガキヤで済ませてしまう、そこでらーめん初体験をするのが名古屋人のスガキヤ体験だ。
スガキヤの特徴といえば、その白濁したスープだが、もう一つの特徴はラーメンを食べるときのツールとしての先割れスプーンも有名だ。
写真の通りフォークとスプーンが一体化した先割れスプーンはもう数十年前から変わらない形を残している。実に食べにくいシロモノだがもう歴史を刻んでしまっているので変更されない。いや変更してはいけない。
最近ではインスタントの生麺でも美味しいものが食べられるようになった、そんななかでスガキヤの麺はお世辞にも旨いものとは言えない。しかし、不合格ではないのだ、合格ラインなのだ。このギリギリの線を行くからこそ、スガキヤのラーメンはソウルフードと呼ぶ人もいるのである。
チャーシューは最近変更があったのだろうか、かなり味が変わっている。インスタントラーメンに入っているチャーシューのようにマズイ。これには驚いたがたまたまなのだろうか。以前のチャーシューはたしかにうまいものではなかったがスガキヤらしいほのぼのとした味がしたものだ。変更後はインスタントのようなものになってしまった。
スガキヤラーメン総評
スガキヤラーメンを評するなどできるものじゃない、名古屋で育った人なら子供の頃の思い出の詰まっているラーメンだ。マクドナルドのように世界に羽ばたいて欲しい気持ちもあるが、名古屋から出さないほうが良いという考えもわからないでもない。そんな名古屋人の複雑な思いの詰まったラーメンを一度名古屋県外の人にも味わってもらいたいものだ。
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