名古屋栄に家系ラーメンの店がオープンした。
横浜発祥の家系ラーメン好きには名古屋に家系が誕生することを喜ばないものはいないだろう。
今回は栄駅から徒歩10分ロフト方面にあるこい家を紹介する。
営業時間 | 月~木日:11時~翌1時 金土:11時~翌3時 |
定休日 | 不定 |
最寄り駅 | 栄・伏見駅から徒歩10分 |
こい家店舗外観
こい家の店舗の外観は赤色の建物で横浜家系ラーメンの看板がある。
注目すべきは右隣りが横浜桜木町発祥の剛つけ麺日の出ラーメンということだ。ラーメン屋が2軒並ぶ、しかも、写真には収まっていないがこい家の正面は以前紹介した天下一品がある。
まあ、よくもこんなラーメン激戦地に後出しで出店する気になったものというそのチャレンジ精神は買いたい。
ちなみに天下一品の紹介記事はこちら▶▶▶天下一品のこってりラーメンは一番人気のメニュー|名古屋美味巡礼
こい家メニュー
こい家のメニューはラーメンと特製ラーメンの二択だけだ。それに麺増しなどのトッピングでカスタマイズできる仕様だ。
ラーメン激戦地に殴り込みをかけた度胸だけではなく、メニューまで強気だ。
家系ラーメン780円
ここで横浜家系ラーメンを知らない人のために少しだけ横浜家系ラーメンとは何かをレクチャーしよう。
横浜家系は諸説あるが横浜磯子区の吉村家をルーツとして暖簾分けした店のみを正式には横浜家系ラーメンと呼ばれる。
横浜家系ラーメンはトッピングは大判の海苔とほうれん草、そして豚骨醤油スープの表面を鶏油が覆いドンブリは青磁、あるいは薄い水色の丼が使用されているものだ。
驚いたことに、名古屋栄のこい家の鶏油は全く旨味がない。
これは全く新しい戦略ではないか、栄のラーメン激戦区で旨味が無い鶏油で勝負しているとは入店するまで思いもしなかった。
こい家の麺は他のラーメン屋の麺と比べてかなり短いものだ。短い麺だとすすり上げることなくモサモサと食べる感覚になる。
チャーシューはこのトッピングの中では比較的うまいものになっているとも言える。
横浜家系ラーメンこい家のラーメン総評
となりには日の出ラーメン、正面には天下一品、その他少し歩けば一蘭やなりたけなどラーメン店密度の高い激戦地である中区栄にこい家は鳴り物入りで出店した。
それだけマーケティングに自信があってのことだろう。
醤油豚骨スープもかなり塩辛目に仕上げられているこい家のラーメンを名古屋のラーメン好きがどれほど支持するのか見守っていきたい。