名古屋駅から徒歩圏内、地下鉄で言えば国際センター駅の方が近い、うまい無化学調味料の中華そば屋があるときく。
無化調一筋11年と店舗前の貼り紙に書かれているから開業は2004年か。
名古屋駅周辺のラーメン屋では地味ながらも地元民に人気の中華そば浄心家を紹介しよう。
営業時間 | 月~金 11:00~14:30 17:30~23:00 土・祝 11:00~14:30 |
住所 | 名古屋市中村区名駅5-31-1 |
定休日 | 日曜日 |
浄心家店舗外観とアクセス
浄心家は名古屋駅から錦通を通って江川線と交差する西柳町の交差点を一本入った裏手にある。
ちかくには珈琲屋KAKOがあるその裏手だ。
ちなみに浄心家には駐車場は用意されていないので公共交通機関で行くのが良い。
店舗の外観は至って清潔感があり味がある。
貼り紙で完全無化調であることをことさら強調しているのは、名古屋近辺にはチェーン店系ラーメン屋が多いことに対する差別化を主張しているからだろう。
「うちはチェーン店と違い丹念に作ってますよ」と言いたいかのようだ。
浄心家メニュー
こちらが浄心家のメニューだ。メニューにも化学調味料を使用してない天然素材だけのだしと書かれている。
中華そば系列をメインに、メンマやワンタン中華そば、また淡口岩塩そば、愛知のたまりそばなどが取り揃えてある。
ランチタイムメニューは小鉢丼の400円が半額になるサービスも有る。
今ではもう十分に有名であるからご存じの方も多いと思うが、浄心家では2種類の麺が選べる。
多治見麺と名古屋麺だ。
多治見麺はストレートでツルッとした歯ごたえのものであり、やや細め仕立てだ。
名古屋麺は縮れ麺で手もみでゴワゴワっとしてる。
麺の名称は製造元の産地から由来しているとのこと。
チャーシュー中華そば900円
チャーシュー中華そば3枚入りを注文した。
しかしここでハプニングが発生した。チャーシュー3枚入りを注文したのに1枚しか入っていなかった。
店主にそのことを告げると、その場で2枚付け足された。
驚いたことに中華そばとチャーシュー中華そばの違いはこのペラペラで味気ないチャーシュー2枚が付け足されるだけなのだ。
このペラペラチャーシュー2枚で220円アップとはなんとも割高感を感じざるを得ない。
スープは半透明で淡麗薄口に仕立てられた出汁もチープさの中にも上品で味わい深さがあるとも言える。
チャーシューはスーパーで売っているような既成品チャーシューのようだと思う人もいるかもしれない。
しかし、名古屋駅近辺で中華そば一本で経営していくにはそれなりの経営努力は認めなければならない。
このチャーシューが嫌なら、チャーシュー中華そばを注文しなければ良いだけの話だ。
浄心家総評
無化調中華そばでうまい店といえば、名古屋で言えば新谷や、春日井方面でははる樹などを思いつく向きもいると思う。
立地的に不利な条件の浄心家の中華そばはそれら本格派と比べるのは酷というものがあるとも言える。
しかし、名古屋駅近辺でこのレベルの懐かしい味わいの中華そばがいただけるのだから、少し歩いて食べに行くだけの価値はあると言っても良い。
ちなみに守山区や春日井まで足を運んでまでして中華そばが好きならこちらの記事を参照いただきたい。
▶中華そばはる樹春日井にある飛騨高山中華そば|名古屋美味巡礼
チャーシュー厚切りで旨い中華そばなら新谷がおすすめだ。