愛知のウナギのうまい店はどこかと話題になったとき、瀬戸にあるうなぎ屋がちょくちょく話題にのぼる。
瀬戸市深川町にある鰻の田代がその店だ。
今日は名古屋からわざわざ遠征する価値のあるウナギのうまい店、田代を紹介しよう。
営業時間 | 昼:11時半~15時 夜:16時~18時 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | 共同駐車場あり |
うなぎの田代のある宮前地下街商店街
うなぎの田代は深川神社近く、瀬戸市深川町13の宮前地下街にある。
地下街?どうして地下なの?と疑問に思った諸兄もおられると思うが画像奥のアーケードの看板を見て欲しい、しっかりと「宮前地下街」と書かれている。
瀬戸では商店街を地下街と呼ぶ、と勝手に解釈してガッテンしていただけるだろうか。
店舗外観
うなぎの田代へは、公共交通機関を使用したら尾張瀬戸駅から歩いていけるが車のほうが便利だろう。
店の目の前にも駐車可能だ。(田代の店主が許可してくれる。)
見ての通り、店はいかにも庶民的な雰囲気を醸し出しているこじんまりとしたうなぎ屋だ。
道路沿いに炭火が設置してあり、蒲焼きの匂いを漂わせている。
通り沿いから鰻の炭火焼きの光景を拝見できるようになっている。
店内には店主夫婦と、その母親らしき人がおられる。
撮影してもよいかと聞くと、どうぞどうぞと喜んでくれた。
「こっちから撮ったほうが良いよ」などと、アングルまで指定してくれる始末だ。
ネットの評判が良いことを知っているのかもしれない。
店主が言うには田代ではお客の顔を見てから鰻をさばくらしい。
狭い店内では厨房が丸見えになっている。上の画像のようにこんな生々しいまでの光景が目に入る。
料理とは食材との格闘であることを改めて思い知らされる光景だ。
田代メニュー
メニューは至ってシンプルだ。鰻丼と長焼きのみ、ひつまぶしは無しだ。
ひつまぶしがないほうが好感が持てるのは筆者だけだろうか。
鰻丼並2700円
鰻丼並2700円を注文した。吸い物と香の物が付いてくる。
田代の鰻は分厚く大ぶりのウナギが楽しめる。
ウナギが絶滅危惧種に指定され入手が問題視されている中、これだけ大ぶりの鰻を食せるのは珍しいことだ。
田代の鰻タレは濃い目に仕立てあげられていて粗暴さを感じるものだがネガティブなものではない。
田舎のウナギの醍醐味のようなものを感じさせてくれる。
大ぶりのウナギの食感に程よくマッチしてウナギの旨味がしっかりと引き立てられている。
うなぎの田代総評
久しぶりにうなぎ丼らしいうなぎ丼をいただいた気分だ。
たっぷりの鰻をガッツリと喰らう、お上品な高級っぽいイメージのあるひつまぶしでは味わえない一品といえる。
飾らない庶民的な店で鰻丼の醍醐味をたっぷりと味わいたいなら、田代はうってつけの店といえる。
ストレートに旨い鰻丼だ。
ところで、ひとつ、店主から聞いたのだが、平日の夜はあまりお客が来ないのでテイクアウトの客がメインで、18時には店を閉てしまうとのこと。
平日夜に訪問しようとの人は注意したほうが良い情報だ。