明治34年に創業した懐石料理と鰻料理のの老舗が多治見にある。
知ってる人は知ってるが、岐阜県多治見市は陶器の町としてどこか落ち着きのある風流を楽しめる町だ。
名古屋から国道19号線を下って約1時間位のところにある多治見の澤千を紹介しよう。
営業時間 | 11時半~15時 17時~20時半 |
定休日 | 水曜日 |
住所 | 多治見市本町5-24 |
澤千多治見店舗外観
澤千は創業して1世紀以上の老舗だ、老舗らしく人をもてなすその精神はその外観からもすでに感じられる。
澤千店内の様子
懐石料理などをお座敷での食事を希望しない限り、上の画像のあるようにテーブル席のある部屋へと通される。
澤千メニュー
メニューは鰻のひつまぶしが2600円で牛ひつまぶしなるものや穴子まぶし、鯛めしまぶしなどの変わり種なども用意されている。
また普通のうなぎ丼が1900円から、長焼きご飯2500円なども用意されており、鰻の会席料理などは4100円から取り揃えてある。
鰻ひつまぶし2600円+肝吸い200円
鰻ひつまぶしに肝吸いを付けてもらった。薬味は三種類で山葵と山椒とあさつきが用意されている。
山葵や浅葱に加え山椒なども口に含めるとひんやりとして軽いしびれとともになんとも言えない風味を楽しめるものとなっている。
ひつまぶしの食べ方は最初にはそのままを口に含み鰻そのものの旨味を楽しみ、次に薬味を少々ふりかけて薬味と醤油だれの絡みを感じ、最後にだし汁を入れてあっさりと茶漬け風に口にかきこむ。
どの段階の鰻を楽しむかは食する人銘々の好みによるがその鰻自体がしっかりしていなければ全てが台無しとなる。
画像から見て取っていただけるだろうか、澤千の鰻は厚みもあり脂も乗った焼きとタレの絡みが絶妙な鰻がいただける。
焼きも良し、香りも良し、口に含んだ時の鰻の程よい香りが鼻に抜けて存分にひつまぶしを楽しむことができる。
肝吸いは別途付けていただいたものだが、少々大きめの肝が含まれた肝吸いがいただける、だしは少々塩辛いものだが許容範囲だと言える。
澤千鰻ひつまぶしの総評
多治見市は陶器で潤ってきた町で創業して100年以上たつ老舗がいくつもある。
澤千もその一つだが落ち着いた風情の中にも旨いものだけが生き残ってきた店の品格がある。
名古屋から19号線を下って車で1時間ほどの距離であるからドライブ感覚で楽しんでみるのも悪くない。