名古屋市中区中日ビルの裏から少し入ったいわゆる女子大小路に男を売りにしたらーめん屋があるという。
らーめん好きの間では密かに語り継がれるらけいこがそれだ。
住所:名古屋市中区栄4-12-6
らけいこの外観店内様子
中日ビルの脇道を進み一本入った女子大小路にその店はある。雑居ビルが立ち並ぶその界隈はお世辞にもオシャレとは言いにくい面もある。
界隈でらーめん屋がひしめく割には店の外観も質素で地味だ。らーめんの提灯が掲げられていなければ銭湯か何かと勘違いしてしまいそうだ。
店内はカウンター席のみで直ぐ目の前が厨房の形だ。厨房の内部をたやすく見ることができる。正直写真ではわかりにくいが、ネガティブな表現を避けて言うなら「男」のらーめん屋だ。
らけいこのカウンターに設置されている調味料群だ。コショー・一味は定番として花椒があるのがこの店の特徴だ。水はボトルに入っているのだが手を付ける気にはなれなかった。最後まで水を飲まずにらーめんを食した。
らけいこらーめん
らけいこのラーメンだ。上にニンニクとモヤシが乗って太麺がかいま見える。らーめん好きの人が一見すると二郎系インスパイアかと思われるだろう。
メンマにはしっかりと醤油ダレに漬けられているのがわかるだろう。スープも濃厚な醤油であるのが垣間見える。
スープは背脂に醤油、魚介ダシでつくられている。まろやかな醤油の甘味がうまく引き立てられていて一部のらーめん好きに中毒症を起こすのもうなずけるものだ
らけいこが名古屋のらーめん好き立ちの間で評判になったのもこの極悪で極太の麺だ。この麺の歯ごたえが少し辛目の醤油ダシを絡めあげて啜る歯ごたえはらーめん好きにはたまらないものがある。
らけいこのチャーシューも巨大なものが一つ入っている。この大きさの割に柔らかく煮こんであり肉を食べる楽しみを感じさせるチャーシューだ。歯ごたえある麺と同様にこの巨大だが柔らかいチャーシューが名古屋のラーメンオタクたちをとりこにした理由の一つだ。
らけいこ総評
らけいこには姉妹店と呼べる極太濁流系の店が名古屋駅と東片端と伏見にある。
伏見駅にある極太濁流汁なしは
▶▶▶SHANGARI-LAシャンガリラの極太濁流ラーメンが伏見で食べられるしあわせ|ナゴログ-名古屋の情報をブロガーが紹介
名古屋駅近辺にある極太濁流は
▶▶▶R-名古屋市中村区の汁なし専門店で食べる|ナゴログ-名古屋の情報をブロガーが紹介
さて、らけいこの総評に入ろう。
ここまでできるだけ好意的に書いてきたが筆者個人の意見としてはこの店はあまり好みではない。
ネット界隈でよく取り沙汰される、店員がアルバイトを怒鳴りつける光景を見かけたし、らーめんの器を見て欲しい、汁がこびりついているがこれは単に洗浄されていないのだ。
メンマも冷たく冷えていてスープも味がまばらだ。
男を売りにしている店で細かいことを言うのは野暮なのかもしれない、細かいことを除けば根強いファンが居るのもうなづけるうまいラーメンではある。これからも名古屋の伝説のらーめん屋として繁盛して欲しい。
しかし筆者が再訪することはないだろう。
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