栄の中日ビルの裏側、中区役所近くに昼には行列になるうどん屋がある。
手打ちうどんの生麺をいただけるビジネスマンに人気の有伝亭匠がその店だ。
住所:名古屋市中区栄4丁目4−25
有伝亭匠の外観や店内様子
中区栄、中日ビルを広小路通り沿いに東へ行き東栄通の一本手前を右折したところにうどん屋というシンプルな看板が見えてくる。
店内は広くはないがテーブル席が数席とカウンター席がある。椅子に年季を感じる。
メニューにはカレーうどんだけなぜか赤文字で書かれている。カレーうどんがおすすめの店なのだ、客もほとんどがカレーうどんを注文している。
カレーうどんだと700円だがセットにするとライスが付いて800円、カツ丼とのセットにすると980円だ。今回はカツ丼とカレーうどんのセット980円をいただくことにする。
有伝亭匠カツ丼とカレーうどんのセット980円
カレーうどんを評価する上において名古屋では若鯱家を基準にする人が多い。名古屋のらーめんをスガキヤを基準にして評価したらたまったものではないが、名古屋のカレーうどんといえば若鯱家、あるいは鯱乃家が基準となって評価するのがわかりやすくわからないでもない。
しかし、この有伝亭匠のカレーうどんは若鯱家系列のカレーうどんとは一線を画すものだ。入っている具材としてはねぎ、揚げと他のカレーうどんと同じだが、ルーに違いがある。
有伝亭匠のカレーうどんはカレースパイスが市販の横浜舶来亭カレーフレークに似ているもので、若鯱家系のカレーとはちがう。
うどんの麺も若鯱家と比べ細めに平たいが、しっかりと噛みごたえのあるものだ。さすが手打ちうどん生麺だけある。名古屋のオーソドックスなカレーうどんではなく個性を打ち出しているという点で評価できる人気があるのもうなずけるカレーうどんだ。
そうそう、もう少しでセットについてくるカツ丼を紹介するのを忘れるところだった。こちらもカレーうどん700円に280円つけたらセットとしてついてくるカツ丼だが、これもまたうまい。280円プラスでカツ丼が頂けるのだからセットにすることをおすすめする。
腹が減っている時にカレーうどんだけでは寂しいがカツ丼があればがっつり満足行くというものだ。
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