名古屋めしと呼ばれる全国的に見ても独特の食文化が発展する名古屋の名物の中でもひときわ有名な名古屋めしの一つが味噌カツだ。
名古屋人にとってカツの上に味噌がかけられているのは常態と呼んでよく、味噌がかかっていないカツを変態と思っているものまでいる始末だ。
そんな名古屋人に愛されている味噌カツだが、やはり名古屋人に愛されている味噌カツ店というものがある。今回はその味噌カツをランキング形式で紹介したい。
名古屋の味噌カツならまずはこれを食え!ランキング
第1位矢場とんのわらじとんかつ定食
まずは味噌カツと言えば、どこよりも先に紹介しないといけない店がある。矢場町に本店を置く矢場とんのわらじとんかつ定食だ。
この矢場とんこそ味噌カツの原点。この店の味噌カツが口に合わなかったというのならおそらく今後旨い味噌カツと出会うこともないだろう。
名古屋の人間にとって原点の中の原点そんな味噌カツだ。
▶▶▶矢場とんのわらじとんかつ定食のデカさを味わえ!味噌カツと言ったら矢場とんでしょうの巻|名古屋美味巡礼
第2位とん八の味噌とんかつ定食
もし矢場とんの味噌カツで味噌カツの旨さを知ることができたのなら、次に試してもらいたい店は鶴舞駅近くにあるとん八の味噌とんかつ定食だ。
画像の味噌のかかリ具合を見てほしい。こってりたっぷりかかった味噌は矢場とんのわらじ定食をも凌ぐものと言っても過言ではない。
しかし、この味噌たっぷりの外観も味に関しては味噌のくどさはなく、甘く仕上げられていて実に旨い。
▶▶▶とん八-名古屋市中区千代田鶴舞駅近くの人気とんかつ店|名古屋美味巡礼-名古屋の情報をブロガーが紹介
第3位味処叶の味噌カツ丼
味噌カツ丼の歴史の長さだけなら矢場とんにも負けない味噌カツの老舗が叶だ。
残念ながらブロガー泣かせの撮影禁止のため味噌カツ丼の画像はないが、昔から名古屋の庶民に愛されてきた歴史ある味噌カツ丼の店だ。
庶民に愛されてきたというのがポイントだ、決して高級なものでも敷居の高いものでもない。
中区栄のど真ん中の裏通りでひっそりと経営し続ける身の丈にあった味噌カツをいただける店だ。
第4位黒豚屋らむちぃ
第4位は名古屋市中区栄にある黒豚屋らむちぃだ。
黒豚屋らむちぃの味噌カツランチはてんこ盛りのネギが乗っているのがポイントの味噌カツだ。
新鮮なシャキシャキネギと甘辛目の味噌がふんだんにかけられた味噌は野菜と肉のハーモニー感を醸し出している。
第5位キッチンなごや
第5位は名古屋駅構内うまいもん通り内にあるキッチンなごやのみそかつ定食だ。
肉は薄いのに硬い肉質は名古屋めしのジャンクさを象徴する味噌カツと呼んでも良い。
▶▶▶キッチンなごや 名古屋駅うまいもん通りのとんかつ|名古屋美味巡礼
別皿で味噌を提供するタイプの味噌カツ
大須のすず家の味噌カツ
名古屋の味噌カツには2種類あることを知っておいてほしい。
上からたっぷり味噌をかけるタイプの味噌カツと、別皿で味噌だけを提供するタイプの味噌カツだ。
先に紹介した5店はどれもたっぷりかけるタイプ、カツのコロモに味噌を染みこませるタイプのものだ。
味噌カツとはカツの上に豪快に味噌がかかっていないと味噌カツと呼べないというものも少なくないが、別皿で漬けタイプの店もいくつか紹介しておこう。
中区大須にあるすず家は別皿で提供するタイプの味噌カツだ。
とんかつ比呂野の味噌カツ
昭和区にあるとんかつ比呂野も味噌カツを提供している歴史は長い。
このとんかつの名店でも味噌は別皿で用意するタイプのものだ。最近では味噌がたっぷりかかっているとくどいと判断する人が増えたためだろう。
名古屋の味噌カツのまとめ
名古屋市内でとんかつ屋に入るとどの店でもみそかつ定食はメニューにある。しかしたいていの味噌カツがとんかつの上に申し訳程度に味噌がかけられているだけだ。
その点今回紹介した味噌カツの歴史を代表する店の数々は味噌をしっかりとコロモに染み込ませた本格的名古屋の味噌カツだ。
味噌カツ食べず嫌いの人も一度は名古屋で旨い味噌カツを味噌カツの名店で食してもらいたいものだ。