今回は新栄にある伝説になりつつある二郎系ラーメンの店歴史を刻めを訪問することにした。
営業時間 | 11時半~15時 18時~22時 |
定休日 | 日曜日 |
住所 | 名古屋市中区新栄2-27-12 |
ラーメン荘歴史を刻め新栄店
ラーメン荘歴史を刻め新栄店は地下鉄新栄駅からすぐ、広小路通りにある広小路通葵交差点近くにある。
広小路通沿いではなく一本中に入ったところにあるのでちょっと見つけにくい。
歴史を刻めメニュー
店の外に券売機が設置されている。最初に券売機で食券を購入するタイプだ。
メニューは基本的にラーメン、つけめん、汁なしの3種類、それに豚肉が倍になる豚、豚Wなどとカスタマイズできる。
注意したいのが、普通の人ならラーメン300gで十分の量だということだ。それ以上となると大食いに自信のある人だけが挑戦したら良い。
歴史を刻め店内
歴史を刻めの店内はカウンター席のみで一直線となっている。
非常に狭く、雑然としている。店のBGMにはブルーハーツの熱いハードロックが流れている。
後ろの壁には様々な書き込みがしてあり、奥には萌え絵が掲げられている。
まさに男のラーメン屋だ。熱い、そして暑ぐるしい、女性は一人もいない。
歴史を刻めでは無料トッピングが注文できる。
上の画像の注意書きを説明しよう。
「アブラ」とは文字通り脂分を増やすこと、カラメとは辛めであり、醤油辛さを増すことを指している。
ラーメン300g750円
ラーメン300グラムに野菜増し、ニンニクトッピングで注文した。
見事なまでにもやしが盛り上がっている。これでこそ二郎系。
ニンニクも山盛りにトッピングされており、このガッツリ感にはたまらないものがある。
二郎天地返し
二郎系初心者のために説明すると、二郎系ラーメンを食するテクニックに天地返しというものがある。
山盛りの野菜のために麺が野菜に埋もれてしまい、野菜もスープに浸らないために最初に下の方から麺をほじくりだし、野菜をスープに埋め込む。
まさに天と地をひっくり返すテクニックだ。
麺が重く天地返しをすると手首が疲れる。
しかし、二郎系ラーメンを食するときは必須のマナーとも言える。
天地返しをした後にまわりの客をドヤ顔で見渡してみると良い。
まわりの客は「結構なお手前で」と言っているかのような敬意の眼差しを送ってくれているはずだ。
歴史を刻めラーメンには最初からかなり大きめのチャーシューがセットされている。
手放しでウマイといえるかどうかはさておき、ガッツリ系ラーメンをがっかりさせることのない肉厚のあるしっかりしたものをいただける。
歴史の麺は極太系平打ち麺。
麺と格闘し何も考えずにモサモサ食らう、食いつくす、喰らい続ける、それが二郎系の食い方だ。
ブルーハーツのBGMに乗せられてラーメンを食う感覚がヒートアップしてくる。
ガッツリと喰らい続けると不思議な感覚に襲われる。
なんだ、この感覚は?
そうだ、後ろからだ、後ろに掲げられている萌え絵からだ。
「この豚野郎」
萌え絵に「この豚野郎」とののしられ、ブルーハーツのハードロックを聞きながらただひたすらラーメンを貪り食う。
この感覚はこの歴史を刻めでしか味わえない代物といえる。
歴史を刻め総評
歴史を刻めは醤油のショッパ辛く脂でギトギトのスープとひたすら続く大量の麺、唯一健康的と思われるのは大量のもやしくらいというヘルシー志向の現代にはあまりに反対の道を行くラーメン屋といえる。
しかし、ブルーハーツの熱いロックを聞きながらひたすら貪り喰らい大量の麺と格闘するうちに、最近の上品なラーメン屋ではなかなか味わうことのできない何かを思い出させる。
歴史を刻めのラーメンは久しぶりに熱くなりたい人におすすめのラーメン屋といえる。