2005年に中区栄にオープンしたのだからずいぶんと長くやっている店になったものだ。しかし上品な味わいの塩ラーメンを味わえる店であることに変わりはない。
名古屋市中区栄4-7-13
名古屋高速都心環状線沿いにあるなるとや
なるとやは広小路通りから名古屋市中区の空港線、名古屋高速都心環状線沿いに南へ200メートルほどなんかしたところある。
店内はすべてカウンター席でどの席からも厨房が見渡せるタイプのものだ。2005年オープンだが店内はとても清潔になっている。
なるとやさんのメニュー、メニューというよりもお品書きか、どちらでもよい。塩ラーメンが650円、醤油らーめんが650円と値段もかわらない、全く値上げをしていないのではないか、このへんも好感が持てる。
なるとや塩ラーメン650円
なるとやの塩ラーメンが登場。スープが透き通っていて旨そうだ。
スープを一口飲めばその旨さがわかる。口の中に広がる魚介の香りにガツンとやられる。どこか懐かしい味でもある、そう、子どもの頃食べたスガキヤさんのラーメンにも近い味だ。
もちろん、すがきやのらーめんとは比べ物にならない程上品で深い味を出している。
麺は細ストレートの麺、これも変わらない。ちょっと柔らかめだ、もう少し加水率が加わったチヂレ系の麺でもいいかもしれないがこれでよしとしよう。
チャーシューはトロトロに柔らかい、持ち上げたら崩れてしまいそうなほどだ。
スープにもマッチしている。存在を激しく主張するでもなくこのラーメンに合ったバランスのとれたチャーシューである。
メンマは短冊気切りになったものが4枚ほど入っている。深く語る程でもないが、メンマは味を主張するでもなく、らーめんに添えられている。
なるとやチャーシュー丼250円
チャーシュー丼の上に乗っているチャーシューはらーめんに使用されているものとは違うものだ。味付けはまぐろフレークのような味でらーめんの上品なおいしさに比べるとちょっと興醒めする気持ちもなくはない。
なるとや塩ラーメンの総評
なるとやは中区栄にあるといっても中心部からすこし距離をおいたところに位置している。そのために栄で遊んでちょっと寄っていくという感覚では入りにくい。しかしそれでも夕方6時を過ぎたあたりから客が後からドンドン入ってきていつの間にか満席になる人気店だ。
ここのらーめんは一度味わったら忘れられない名古屋人のソウルフードを思い出させる懐かしの味、でも上品でいくらでも食べてしまいたくなるそんな店だ。
まだの人はぜひ一度塩ラーメンを堪能してみるのが良いだろう。